ASUS ZenBook Pro 15 UX550GDをレビューする前に書いておこうと思った記事です。
やー大変でしたよ。
PC注文したのは1月31日でしたが、8週間経った今でも未だに設定とかソフトのインストールとかやってる最中です。なにせインストールするべきソフトが40くらいはあるので全然手が進まない。
やー大変でしたよ。
PC注文したのは1月31日でしたが、8週間経った今でも未だに設定とかソフトのインストールとかやってる最中です。なにせインストールするべきソフトが40くらいはあるので全然手が進まない。
このPC新調絡みに関してはネタが2.5記事分くらいあるので、購入、修理、そして手元に届くまでの顛末記事(この記事)と、実際触ってみたレビュー記事(そのうち書く)とで分担していこうと思います。
修理にまつわる情報に関しては、見出しNo.3『製品到着後』以降に書いてあるので、お急ぎの方はそこまで飛ばしちゃってください。
ちなみに、全体的に文字の装飾が頭悪めですが、そうでもしないと読んでられないような乱文だったのでご容赦願います。
修理にまつわる情報に関しては、見出しNo.3『製品到着後』以降に書いてあるので、お急ぎの方はそこまで飛ばしちゃってください。
ちなみに、全体的に文字の装飾が頭悪めですが、そうでもしないと読んでられないような乱文だったのでご容赦願います。
1. 前置き
さて、私は現在、中学生のときに家族に買ってもらったPC(Dynabook T552)を7年くらい使い倒しています。購入時点からすでに型落ちだった2012年モデルですがその分安く、4コアのCore i7を搭載した国産ノートでありながら税抜10万円以内でした。当時は(信じがたいことに!)消費税が5%でしたので、税込みでも11万には届かなかったはずです。
新品当初からHDDの動作音が異様に大きかったり、4年も使っているとブルースクリーンを頻発するようになったりとポンコツ気味な個体でしたが、使い手である私の成長とともに、HDDはSSDに交換され、ブルースクリーンの原因だったメモリも交換・増設されて今に至ります。ちなみに件の爆音HDDくん、今でも外付けドライブとして職務を全うしています。SSD換装とメモリ増設により(パーツ費は大体13000円ほど)、買った当初よりも数段快適なPCに育ってくれました。
現在こうして使っていても、見た目が少しくたびれていること、ファンの回転音が大きいこと等を除けば最新のウルトラブックと遜色ない操作感です……はさすがに褒めすぎか。
現在こうして使っていても、見た目が少しくたびれていること、ファンの回転音が大きいこと等を除けば最新のウルトラブックと遜色ない操作感です……はさすがに褒めすぎか。
とはいえ、7年くらいハードに使い倒していれば、いつマザーボードが吹き飛んでもおかしくない状況。DTMプラグインの中には、ライセンスを入れたPCが起動不能になるとライセンス復旧が面倒なものもありますし、壊れる前に買っておこうと思うのは摂理でしょう。多分このDynabookは次の夏を乗り切れるか怪しいです。
てことで、私は新たに15型クラスのノートPCを買おうと思い立ったのです。それも学生じゃないと使いこなせないような、遊び用の奴を(文字色はイメージです)。
2. 購入までの経緯 あーーーーもう前置きが長すぎだ!!!
とにかく私は価格.comに突撃し、安くて性能が良くて、できればdGPUを積んでる15型ノートという条件で検索しまくりました。はじめはDellかLenovoかとか考えていたのですが、コストパフォーマンス的にはBTO系メーカーのノートが優れているとのことだったので、そちらも調査。
パソコン工房の出してるノートに、CPUが9750H(常識的な価格のノートPCの中では当時最高性能)、 RAM16GB、SSD512GBでGeForceMX250も付けて税込み11万を切るものがありまして、これが私が見つけたものの中で最高コスパでした。(https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=709295&ref=mx250_style_note) しかも適当にカスタマイズして税別10万円を突破させるとポイント10%が付くキャンペーン中で、これは明らかに頭抜けて安いんじゃないか、という感じ。筐体品質が気になったので秋葉原まで散歩がてら実機を触ってきましたがまあ普通(良い意味で)。Mouse Computerのm-Book Kシリーズと同一のClevo製筐体で、同等スペックのm○use製商品より凡そ2万円も安い。
やーでも流石に安すぎるな、と心配になりインターネットの海を探ってみても、これが大した情報がないんですね。大体は「あんなんすぐ壊れるわ」という悪評?や、「PCなんてどこも中身一緒」と擁護する意見?くらい。ただ唯一引っかかったのが、こういう小さなメーカーはBIOSに脆弱性があったときにファームウェアアップデートをしてくれるか怪しい、ということと、BTOのPCは販売者が純正で出してるBIOS以外を入れるとWindowsのライセンスが吹き飛ぶ、などという情報。ホントかどうかは知りません。
パソコン工房自体は全国ベースで信用を築いているショップだとしても、昨今のIntel製プロセッサの脆弱性問題とかを鑑みた時に、100%頼り切れるほど体力のあるメーカかどうかはよく分かりませんでした。無論ファームウェア絡みの問題を自力でなんとかする腕はありませんし、「この辺自力でなんとかしようとすると、却って墓穴を掘りかねない」ということくらいは分かってるつもりでした。
パソコン工房自体は全国ベースで信用を築いているショップだとしても、昨今のIntel製プロセッサの脆弱性問題とかを鑑みた時に、100%頼り切れるほど体力のあるメーカかどうかはよく分かりませんでした。無論ファームウェア絡みの問題を自力でなんとかする腕はありませんし、「この辺自力でなんとかしようとすると、却って墓穴を掘りかねない」ということくらいは分かってるつもりでした。
こういう流れがあって、やっぱBTOよりも有名メーカー品が良いだろう、BTO買うくらいなら自作で組んだるわ、という気分になったわけですね。でまた価格.comですよ。
でも一回9750HクラスのCPUとかを本格的に購入検討までしたんです。もう半端な性能のPCでは満足できない体になっていました。今使っているPCの性能より一回り良いものを、と考えていたはずが、いっそ買うのなら違いが体感できるほど高性能なものを、とターゲットを上方修正。予算も10万から12万にプッシュ。
LenovoのIdeapad C340という機種も検討しましたが、画面品質と筐体品質にはかなり妥協が必要そうなのでパス。HPのPavilionにも安価で高性能なモデルがありましたが、画面にフリッカーが出て目に悪そう、SSD512GBモデルが無い、などでパス。同じくLenovoのLegion Y7000も検討しましたが、Optimus非対応ゆえの燃費の悪さと、赤すぎる見た目が気になりました。いや別に赤くてもいいんですがね。
そんな中、転がってたんですよ。Asus ZenBook Pro 15 UX550GDが。
税込12万を切る価格でGTX1050まで積んでます。かつては18万円くらいで売られていたようなのですが、どうやら家電量販店の在庫整理に巻き込まれて投げ売りされているようでした。かわいそうに。お得ではありますが、哀れでもあります。
税込12万を切る価格でGTX1050まで積んでます。かつては18万円くらいで売られていたようなのですが、どうやら家電量販店の在庫整理に巻き込まれて投げ売りされているようでした。かわいそうに。お得ではありますが、哀れでもあります。
UX550GD、CPUは9750Hの一世代前の8750Hを積んでいますが、大した性能差はありません。メーカーサイトや各種レビューを読んでみても画面も筐体もハイクラスくらいの出来は期待できそう。これで12万とあれば完全に「買い」でした。テンキー無いとか気にならないくらいの掘り出し物ですから。
唯一気になったのがメモリがオンボードで交換不可である点。
設計者は何を考えているのか知りませんが、私個人としては結構デカいデメリットです。なぜ個人修理をそこまで困難にするのか……(世の中にはM○cB○○k ProだのX○S 13 2-in1だの、SSDをオンボードにしてまで小型軽量をアピールしたがる恐ろしい製品がありますが……。)。メモリは壊れない~とかよく言われてるようですが、実際私の現PCはメモリ交換ができる構造だった故に3年以上の延命に成功しているのです。うーん、私のPCのメモリが壊れたのはレアケースなのか? ここは「メモリは壊れない」という言説を思い切って信じてしまい、延長保証に望みを託すことにしました。後悔したくないなぁ~……。
設計者は何を考えているのか知りませんが、私個人としては結構デカいデメリットです。なぜ個人修理をそこまで困難にするのか……(世の中にはM○cB○○k ProだのX○S 13 2-in1だの、SSDをオンボードにしてまで小型軽量をアピールしたがる恐ろしい製品がありますが……。)。メモリは壊れない~とかよく言われてるようですが、実際私の現PCはメモリ交換ができる構造だった故に3年以上の延命に成功しているのです。うーん、私のPCのメモリが壊れたのはレアケースなのか? ここは「メモリは壊れない」という言説を思い切って信じてしまい、延長保証に望みを託すことにしました。後悔したくないなぁ~……。
ポイント10%が付くヨドバシ.comの方が結果的に安くはなるものの、わずか5000円で延長保証3年が付けられる(Len○voの延長保証に必要な費用を思えばまさに破格です)ビックカメラ.comでの購入をチョイス。5日ほどで自宅に届きました。
3. 製品到着後
別にASUSをDisるわけではないのですが、近年ASUSは初期不良を良く出しているような印象があり(あるいは中国メーカーの品質向上に伴い相対的に目立っているだけかもしれません)、買ったらすぐに動作確認をするべきであろうと早速電源を入れます。が……。
「ん?」
電源を入れた瞬間、明らかにPC内部から「してはいけない音」が聞こえます。いや、普通に問題なく動作はしているのですが、これってHDD搭載したマシンじゃないよね? 何でシーク音みたいなのがするの? どうやらPCの処理状況に応じて鳴り方は鋭敏に変化するようなのですが、Windowsのセットアップが走っている最中はほぼ鳴りっぱなし。CPUのベンチマークを回しているときなど、心配になるほど連続音が鳴り続けます(「ピ~~~~」と言いながら処理をしています)。
この音はもしかして――と、私の脳裏に、近年のASUS製造ノートPCに付きまとう、一つの悪評?が思い出されました。UX550VD、UX433FN、UX430UN、UX392FNなど、ここ数年ASUSのdGPU搭載ノートの中には著しくコイル鳴きの症状が出る個体が存在するという噂。コイル鳴きとはPCの基盤に使われている部品が、電流の流れ方に応じて振動し音を発する現象で、価格.comや5chでも散々言われてはいましたが、おそらく自分が買った個体、ハズレ個体でした。
うわー信じてたのにー。5chとかに沢山悪評が書かれてたとしても、それはごく一部のハズレを引いた人が針小棒大に書いているだけで、実際のハズレ率は大したことない、と思っていたのにー。
うわー信じてたのにー。5chとかに沢山悪評が書かれてたとしても、それはごく一部のハズレを引いた人が針小棒大に書いているだけで、実際のハズレ率は大したことない、と思っていたのにー。
コイル鳴きの音を録音してDAWに貼り付け、スペクトラムアナライザーで見ましたが、おおむね6000Hz~16000Hzにかけて幾つかのスパイクが現れたり消えたりするタイプの音。超高域(ギターアンプでいうプレゼンス帯域)あたりにインパルスに近いような短音が、目立つ音だけでも一秒あたり40回ほど聞こえます(馬鹿耳判定)。想像していただければ分かるように、静かな環境においてこのような高音域のトランジェントって非常に目立つんですね。高域であることが幸いして、気密性の高いヘッドホンを掛ければ気にならなくなりますが、逆にヘッドホンでも掛けなければ絶対に、絶対に気になります。これは自慢ですけど私、成人した今でも20000Hzまで聞こえるんですよ? すげーだろ(調査元: http://manbow.nothing.sh/event/event.cgi?action=More_def&num=28&event=128)
怒った私は「初期不良だ!」と言ってメーカーに送り返してやろうかと思いましたが、PCのコイル鳴きは原則動作に悪影響はなく、よって初期不良認定してくれるかはグレーゾーンだとか。うわーどうすりゃいいんだ。
仕方なく、この個体と共存する道を選ぼうと考えた私は、何とかしてコイル鳴きを抑える方法を調べたり実験したりして編み出しました。常にヘッドホンを付けるというのは耳が蒸れるので却下、常に音楽を流して音をかき消すのも、私はBGMというものが好きではないので却下です。
まず、CPUのTurbo Boostを切るというのが単純かつ最も効果的でした。Turbo Boost機能とはPCの冷却能力に応じてCPUの性能を最大化してくれる機能ですが、PC内部に流れる電力量が大きく変化することになるのでコイル鳴きの原因になる、とのこと。それでも2m離れた場所から余裕で聞こえますが、まあ常識的な音量に収まってはくれます。さらに効果を求めるならば、電源オプションからCPUのクロック周波数上限を下げてやれば、どんどん静かになっていきます。静かにはなりましたが…………
いや? それは違くない? これではせっかく高性能機を買った意味が無くないか?
CPU-Zのベンチマーク基準で言いますと、Turbo Boostを切るだけで性能指標が4割落ちます。ゲーミングノート並みの性能だったのが、ちょっと良いモバイルノート並みになるということです。こんな事が許されていいのか?
とはいえ別に、Core i7 8750Hというのは相当高性能なCPUなので、たとえ6割しか力を出していなかったとしても殆どのタスクは軽くこなしてしまいます。ここまでのCPUが全力を出す場面というのはゲームとかDTMとか動画エンコードの時くらいなので、大体ヘッドホンを付けているか、PCの前から離れているかなんですね。デスクトップに電源プランを瞬時に切り替えるショートカットを置くやり方もインターネットで調べたりしたので、「まあギリギリ妥協できなくもない」感じにはなったんですね。普段はデスクトップの「静かにしろ」アイコンをダブルクリックして静かにさせておいて、いざ性能が必要になったら「がんばれ」アイコンをダブルクリックして、自分はヘッドホンを掛ければいいんですから。
また、レジストリを弄ったりして性能と静穏性を両立するプランを作ろうと模索したところ、そこそこの結果が得られたこともありました。もう、このPCがコイル鳴きするときはCPUに大電流が流れているとき、という法則が分かってきていましたから、「まとまった負荷がかかった時だけCPUが本気を出す」ように指示してやるだけで少し静かになってくれるのです。
ここまでやってなんとなく満足した私は、このPCをメーカーに送り返さない方向に心を半分決め、友人とかと旅行に出かけてしまいました……。
4. 修理へ……
……しかし、旅行先で私は思うのです。
「今までコイル鳴きを軽減するために、レジストリに手を加えたり、性能を犠牲にする手段を取ったりと本当に色々手を尽くしてはきたが……これ、そもそもコイル鳴きしない個体を手にしていたら要らぬ努力・要らぬ犠牲だったのでは?」
折しも、これから私は複数の旅行や病院への入院イベントを控え、多少PCの修理が長引いたとしてもそれほど影響がないスケジュールでした。駄目もとだったとしても、一旦メーカーに送り返して見てもらえばモヤモヤも晴れるのでは?
思い返してみれば本当に下らないことで真剣に悩んでいたのですが、結局メーカーに送ると心を決め、旅行先からASUSサポートセンターに電話して調査依頼をし、メーカーへの送付手続きは家族に行ってもらうことにしました。サポートセンターの人は日本語ネイティブという感じではありませんでしたが、余程持って回ったような言い回しをしなければニュアンスは通じます。できれば通話料の掛からないメールかチャットで修理受付をしてくれればよかったのですが、どうやら電話でしか受け付けていないようなのですね。
家族がちゃんと発送手続きを成功させていたか、若干不安はありましたが、私が旅行から帰って数日後にASUSサポートセンターから『製品到着』のメールが届き一安心でした。
しかしそれからの長かったこと!
どうやら通常一週間から二週間で修理を済ませて返送してくれるというのですが、発送してから二週間経っても音沙汰がありません。せめて修理か交換してくれるかどうかは教えてくれよ~とサポートにメールしたところ、どうやら修理判定になり、メインボードの交換をすることになったよう。型落ち気味の製品だったこともあり、おそらく部品が欠品でもしていたのでしょう。ここまで待たされた挙句「異常なし」でそのまま返されたら堪ったものではなかったので、ひとまず胸を撫でおろしました。
が、この2020年の2月下旬という時期は、ちょうどタイミング悪く、中国武漢での新型コロナウイルスによる肺炎が『大流行』の域に入った時期でした。ASUSサポートからのメールにも、「ウチの工場がある中国がヤバいのでパーツ到着いつになるかわからん」と赤い文字で書いてあります。気になった私は、何度もASUSサポートサイトにある修理状況確認サービスに足を運びましたが、何度見ても進展はなし。たまにASUSからのメールが届いたと思ったら「弊社サポートの満足度をお聞かせください」みたいな内容で、いやそれはまだ決めることじゃないだろという感じ。
ASUSの修理部署内も修羅場みたいになっている事が想像され、そう何度も急かすメールを投げるのも申し訳なく感じましたが、流石に発送から一か月も経過すると気になるので再びサポートにメール。「他の案件とまとめて修理部門に問い合わせるから少し待って」と返信があり、数日後に、やはりパーツの到着が遅れているとの連絡とともに「早くても三月下旬までかかる」と赤文字で記された文面が届きました。そろそろ中国国外にも新型コロナウイルスが広まり始めたころでした。なんでこんなに大ごとになってしまったんだ。
でまあ、修理が終わったPCが自宅に届いたのが、修理に出した5週間後。もうすでに、このPCの筐体カラーである『ディープダイブブルー』なるものがどんな色だったのか忘れかけていました。ちゃんと緩衝材を入れてくれたか心配でしたが、一応外箱にプチプチを三重くらいに巻いた梱包はなされており、輸送中にまた壊れることの無いようにはなっていたと思います。
早速化粧箱を開けてみると、例の青黒いボディが、発送以前より少しだけ綺麗になって戻ってきています。指紋拭いてくれたんかな(余談ながらこのUX550、天板に極めて指紋が付きやすいです)。ちなみにですが、キーボードバックライトの光の洩れ方を見る限り(Eキーの右下から光が洩れている)、筐体ごと別個体に交換された訳ではなさそうでした。
そのまま電源を投入し動作確認をしてみたところ、問題のコイル鳴きは無事収まってました。流石にゼロという訳にはいきませんでしたが、デフォルトのTurbo Boostオン状態であっても、以前Turbo Boostを切ったときの音量よりも小さいくらいです。それでも正直気になりはしますが、Turbo Boostを切れば、耳のコンディションが悪ければ聞こえないレベルにまで小さくなります。
この程度ならば、Turbo Boostを切った4割減の性能でも大抵のタスクはこなせるCPUですので問題なし。状況自体は大きく変わってはいませんが、これは聞こえる・聞こえないというよりも程度(音量)の問題ですからね。以前は許容程度外だったのが、今は許容程度内ってことです。
しかし、TDP45WのCPU、しかも薄型ということで冷却ファンの静穏性には期待していませんでしたが、最近のCPUは意外と電力効率が良く、冷却ファンの構造も手が込んでいるものなようで、非常に静かに動作するPCになってくれました。軽いタスクであれば、コイル鳴き込みのPC駆動音よりも、私の耳の奥で流れる血液の音の方がデカいです。
……いやはや、型落ち品を安く買ったらポンコツ個体を掴むのはこれで二回目。不思議な縁です。
結論:新型コロナウイルス、脅威
P.S. 修理によってマザーボードが交換されたこのPCですが、交換前と比較するとCPU-Zのベンチマークスコアが2割ほど減っていました。どうやら以前の個体が異常に高性能だったように見えるのですが、最近のCPUってここまで個体差大きいものなんでしょうか? CPU-Zのベンチマーク自体も信ぴょう性が怪しいですが(公式データベースではCore i5 8265Uが上位互換のCore i7 8565Uを抜いている様子が見られるほど)。
仕方なく、この個体と共存する道を選ぼうと考えた私は、何とかしてコイル鳴きを抑える方法を調べたり実験したりして編み出しました。常にヘッドホンを付けるというのは耳が蒸れるので却下、常に音楽を流して音をかき消すのも、私はBGMというものが好きではないので却下です。
まず、CPUのTurbo Boostを切るというのが単純かつ最も効果的でした。Turbo Boost機能とはPCの冷却能力に応じてCPUの性能を最大化してくれる機能ですが、PC内部に流れる電力量が大きく変化することになるのでコイル鳴きの原因になる、とのこと。それでも2m離れた場所から余裕で聞こえますが、まあ常識的な音量に収まってはくれます。さらに効果を求めるならば、電源オプションからCPUのクロック周波数上限を下げてやれば、どんどん静かになっていきます。静かにはなりましたが…………
いや? それは違くない? これではせっかく高性能機を買った意味が無くないか?
CPU-Zのベンチマーク基準で言いますと、Turbo Boostを切るだけで性能指標が4割落ちます。ゲーミングノート並みの性能だったのが、ちょっと良いモバイルノート並みになるということです。こんな事が許されていいのか?
とはいえ別に、Core i7 8750Hというのは相当高性能なCPUなので、たとえ6割しか力を出していなかったとしても殆どのタスクは軽くこなしてしまいます。ここまでのCPUが全力を出す場面というのはゲームとかDTMとか動画エンコードの時くらいなので、大体ヘッドホンを付けているか、PCの前から離れているかなんですね。デスクトップに電源プランを瞬時に切り替えるショートカットを置くやり方もインターネットで調べたりしたので、「まあギリギリ妥協できなくもない」感じにはなったんですね。普段はデスクトップの「静かにしろ」アイコンをダブルクリックして静かにさせておいて、いざ性能が必要になったら「がんばれ」アイコンをダブルクリックして、自分はヘッドホンを掛ければいいんですから。
また、レジストリを弄ったりして性能と静穏性を両立するプランを作ろうと模索したところ、そこそこの結果が得られたこともありました。もう、このPCがコイル鳴きするときはCPUに大電流が流れているとき、という法則が分かってきていましたから、「まとまった負荷がかかった時だけCPUが本気を出す」ように指示してやるだけで少し静かになってくれるのです。
ここまでやってなんとなく満足した私は、このPCをメーカーに送り返さない方向に心を半分決め、友人とかと旅行に出かけてしまいました……。
4. 修理へ……
……しかし、旅行先で私は思うのです。
「今までコイル鳴きを軽減するために、レジストリに手を加えたり、性能を犠牲にする手段を取ったりと本当に色々手を尽くしてはきたが……これ、そもそもコイル鳴きしない個体を手にしていたら要らぬ努力・要らぬ犠牲だったのでは?」
折しも、これから私は複数の旅行や病院への入院イベントを控え、多少PCの修理が長引いたとしてもそれほど影響がないスケジュールでした。駄目もとだったとしても、一旦メーカーに送り返して見てもらえばモヤモヤも晴れるのでは?
思い返してみれば本当に下らないことで真剣に悩んでいたのですが、結局メーカーに送ると心を決め、旅行先からASUSサポートセンターに電話して調査依頼をし、メーカーへの送付手続きは家族に行ってもらうことにしました。サポートセンターの人は日本語ネイティブという感じではありませんでしたが、余程持って回ったような言い回しをしなければニュアンスは通じます。できれば通話料の掛からないメールかチャットで修理受付をしてくれればよかったのですが、どうやら電話でしか受け付けていないようなのですね。
家族がちゃんと発送手続きを成功させていたか、若干不安はありましたが、私が旅行から帰って数日後にASUSサポートセンターから『製品到着』のメールが届き一安心でした。
しかしそれからの長かったこと!
どうやら通常一週間から二週間で修理を済ませて返送してくれるというのですが、発送してから二週間経っても音沙汰がありません。せめて修理か交換してくれるかどうかは教えてくれよ~とサポートにメールしたところ、どうやら修理判定になり、メインボードの交換をすることになったよう。型落ち気味の製品だったこともあり、おそらく部品が欠品でもしていたのでしょう。ここまで待たされた挙句「異常なし」でそのまま返されたら堪ったものではなかったので、ひとまず胸を撫でおろしました。
が、この2020年の2月下旬という時期は、ちょうどタイミング悪く、中国武漢での新型コロナウイルスによる肺炎が『大流行』の域に入った時期でした。ASUSサポートからのメールにも、「ウチの工場がある中国がヤバいのでパーツ到着いつになるかわからん」と赤い文字で書いてあります。気になった私は、何度もASUSサポートサイトにある修理状況確認サービスに足を運びましたが、何度見ても進展はなし。たまにASUSからのメールが届いたと思ったら「弊社サポートの満足度をお聞かせください」みたいな内容で、いやそれはまだ決めることじゃないだろという感じ。
ASUSの修理部署内も修羅場みたいになっている事が想像され、そう何度も急かすメールを投げるのも申し訳なく感じましたが、流石に発送から一か月も経過すると気になるので再びサポートにメール。「他の案件とまとめて修理部門に問い合わせるから少し待って」と返信があり、数日後に、やはりパーツの到着が遅れているとの連絡とともに「早くても三月下旬までかかる」と赤文字で記された文面が届きました。そろそろ中国国外にも新型コロナウイルスが広まり始めたころでした。なんでこんなに大ごとになってしまったんだ。
でまあ、修理が終わったPCが自宅に届いたのが、修理に出した5週間後。もうすでに、このPCの筐体カラーである『ディープダイブブルー』なるものがどんな色だったのか忘れかけていました。ちゃんと緩衝材を入れてくれたか心配でしたが、一応外箱にプチプチを三重くらいに巻いた梱包はなされており、輸送中にまた壊れることの無いようにはなっていたと思います。
早速化粧箱を開けてみると、例の青黒いボディが、発送以前より少しだけ綺麗になって戻ってきています。指紋拭いてくれたんかな(余談ながらこのUX550、天板に極めて指紋が付きやすいです)。ちなみにですが、キーボードバックライトの光の洩れ方を見る限り(Eキーの右下から光が洩れている)、筐体ごと別個体に交換された訳ではなさそうでした。
そのまま電源を投入し動作確認をしてみたところ、問題のコイル鳴きは無事収まってました。流石にゼロという訳にはいきませんでしたが、デフォルトのTurbo Boostオン状態であっても、以前Turbo Boostを切ったときの音量よりも小さいくらいです。それでも正直気になりはしますが、Turbo Boostを切れば、耳のコンディションが悪ければ聞こえないレベルにまで小さくなります。
この程度ならば、Turbo Boostを切った4割減の性能でも大抵のタスクはこなせるCPUですので問題なし。状況自体は大きく変わってはいませんが、これは聞こえる・聞こえないというよりも程度(音量)の問題ですからね。以前は許容程度外だったのが、今は許容程度内ってことです。
しかし、TDP45WのCPU、しかも薄型ということで冷却ファンの静穏性には期待していませんでしたが、最近のCPUは意外と電力効率が良く、冷却ファンの構造も手が込んでいるものなようで、非常に静かに動作するPCになってくれました。軽いタスクであれば、コイル鳴き込みのPC駆動音よりも、私の耳の奥で流れる血液の音の方がデカいです。
……いやはや、型落ち品を安く買ったらポンコツ個体を掴むのはこれで二回目。不思議な縁です。
結論:新型コロナウイルス、脅威
P.S. 修理によってマザーボードが交換されたこのPCですが、交換前と比較するとCPU-Zのベンチマークスコアが2割ほど減っていました。どうやら以前の個体が異常に高性能だったように見えるのですが、最近のCPUってここまで個体差大きいものなんでしょうか? CPU-Zのベンチマーク自体も信ぴょう性が怪しいですが(公式データベースではCore i5 8265Uが上位互換のCore i7 8565Uを抜いている様子が見られるほど)。
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