前提
購入・選定の経緯
ただし、先述の通り筆者の目はフリッカーに弱く、しかし「中高価格帯の携帯電話」に搭載されている有機ELディスプレイは、ほとんどのモデルでPWM調光によるフリッカーを発生させます(※1)。
そんな中、Motorolaは、現在(2025/06)国内で発売されている全ての有機EL搭載スマートフォン(Edge 40 Neo, Edge 50 Pro, razr 40と50)に対して、すべての輝度レベルにおいても、PWMを使わずに明るさを調整する技術(DC調光)を採用している貴重なメーカーです。
Motorolaの中高価格帯機種はEdgeシリーズとrazrシリーズしかなく、razrは折り畳み機のため特段の理由がなければ選びにくいです。またEdge 40 NeoはOSバージョンが古く、OSアップデートの残り回数を考えると今選ぶ理由は見出しにくいです。
したがって、MotorolaのEdge 50 Pro以外の機種は、購入候補にすら挙げませんでした。中国メーカーをはじめ、ディスプレイのDC調光を謳うモデルは他にもあるのですが、どの輝度でも全くPWMを使用してない確証が取れなかったというのと、単純にMotorolaの外観デザイン・設計思想などが諸々好きだったので結局Motorolaを選びました。
筆者はEdge 50 Proを現在3か月使い続けていますが、目に違和感を覚えたことはありません。主観的な感想にはなりますが、フリッカー対策はスペック通り万全と思われます。この辺の体質は人によるので、視覚過敏勢に一概に推奨はできませんが(視覚過敏の場合、液晶画面のスマホが最も無難と思われる)。
製品の概要
そのほか、PCと無線で連携して画面共有する機能「Smart Connect」が付いており、モニターに接続するとChromebookライクに使える、PCのマウス・キーボードをスマホと共有できる、スマホの画面をPCのモニター上に拡張できるなどなど、無駄に手の込んだ機能を搭載しております。スマホもPCも使いこなしたいガジェットマニアには垂涎の機能かもしれません。
またMotorolaのOSはピュアアンドロイドとも言われますが、多少中華OSらしいカスタマイズ機能は乗っかってます。それでもPixelらしい操作感には変わりないです。
デザイン
筆者はラベンダー色を買いました。
落ち着いた青紫です。無難に黒いモデルを選ぶ人も多そうですが、個性的なラベンダーのほうが愛着が湧きやすい気がします。性別問わず持てる色味だとは思いますよ。
画面はエッジディスプレイを採用した6.7型です。
筆者はエッジディスプレイ機を使ったのは初めてですが、意外と手なじみが良くて、手の中での座りが良い点が気に入りました。もちろん手が大きめの方のほうが使いやすいサイズではありますが、画面サイズと比べて本体の握りやすさが良好です。
ただ、数か月使って実感した事として、保護フィルムは何かに引っかかるとすぐ剥がれます。筆者は保護フィルム貼る派ですが、剥がれたら貼りなおす、多少ゴミが入っても諦めるなど妥協が前提になります。
スペックのレビュー
2年前のエントリー機と比べると倍速で動きます。Motorola機はフリーフォームウィンドウ機能を使って複数アプリを立ち上げられますが、その際も、PCに匹敵するくらい余裕の動作です。ブラウザで攻略Wikiを見ながらゲームプレイなんかも出来ると思います。
思わぬメリットで、電波の受信感度が良くなった点は嬉しかったですね。以前の機種では屋内に入ると通信が途切れることがありましたが、Edge 50 Proにしてからは頻度が大幅に減りました。Bluetoothも途切れにくくなりました(今までの機種が何から何まで途切れ過ぎだったのか?)。
カメラ
確かに精細で、暗所での感度は素晴らしいです。ただし日中の風景撮影では、手持ちのミラーレスカメラと比べるとどうしても人工的な絵になります。「どのシーンでも安定した画像を出力できる」と書けば長所ですが、何を撮っても高彩度でHDRでパンフォーカスな写真になってしまうので、デジカメを触ってるとき特有の快感物質は出てきません。

メインの広角レンズを使った作例です。デフォルトでHDR合成がかかるので色鮮やかに仕上がります。半面、中央の航空機や、遠景にある芝生・客船などのディテールは不自然に潰れてしまっています(ブログに掲載した解像度では分かりにくいですが)。

「プロ」モードで撮影するとHDR加工がかかりません。自然な陰影を活かすならこちらが良いでしょう。ただし一転して彩度がかなり低い仕上がりです。その辺を好みに合わせるには結局RAWで記録してあとで現像……という流れになるし、そこまでするなら私はカメラを取り出してきます。

逆光シーンで普通に撮った一枚。厳しい条件ではありますが、多少の合成感はあっても全体的な形状や色味は保たれています。

「プロ」モードではこんな感じ。これはこれで色味の淡さが良い味を出してますね。この厳しい条件で、フレアとかも目立たず立体感のある絵を出せているのは、やはり素性の良いカメラではあるのでしょう。
悪い部分も出しましょう。3倍望遠レンズで夜間に動きものを撮ると階調が飛びます。

3倍望遠レンズであっても、昼間は割と大丈夫です。さすがに単なるデジタルズームじゃなくて光学的なものなので、絵が自然ですよね。

全体として、デフォルトでかかる自動HDR合成は正直信用できないことも多いですが、適宜「プロ」モードを使い分けて撮影することで、なんとなく写真らしい雰囲気は出せます。
なお、Motorola機に共通する美点として、スマホを2回捻ると、スリープ中でもカメラが起動します。これが本当に大きくて、撮ろうと思ってから実際に撮影するまでの時間が3秒くらい短縮できます。その3秒でシャッターチャンスを捉えられる事ってそこそこありそうですよね。
音
スピーカーの音質はまあ普通です。先代機種moto g32がエントリー機にしてはまともな音質でしたが、それと比べると3割くらい良い音です。ステレオスピーカーですが、左右のスピーカー出力が一定ではないため定位感はありません。これで音楽を聴くのは厳しいです。
イヤホンジャックがありませんが、USB-C端子にドングルをつなげば有線イヤホンも使えます。しかし私の個体ではピッチの精度が非常に悪く音程が揺れて聞こえる上、S/N比も劣悪で、音楽鑑賞には耐えられない品質です。Bluetoothイヤホンを使う前提で、割り切ったパーツ選定をしていると思われます。
その他
ディスプレイはHDR対応とのことですが、自分がHDR映像を積極的に選んで観ることは無いと思います。
肝心のフリッカー対策については、設定画面から「ディスプレイ」→「ちらつき防止」をONにした状態であれば、気にならないレベルにまで抑えられると思います(体質にもよりますが)。ただし画面に残像感が増えます。
GPSはかなり正確です。個人的に散歩や旅行が好きなので、非常に助かります。
バッテリーについては4500mAhと若干小さめのため、5000mAh級機種と比べると1割弱駆動時間が短いようです(Notebookcheckの記事によれば)。私の場合、絶対にバッテリーを切らしたくない場面では結局モバイルバッテリーを持ち込むので、個人的には短所とは思えません。その分本体を少しでも軽くしたほうが、使い勝手に直結する分重要だと思います。
所感まとめ
有って良かったもの
有るけど正直使いこなせない気がするもの
欲しかったもの
- 今まで使っていたスマホはMotorola moto g32(2.5万円くらい)
- 筆者はMVNOユーザー
- スマホでゲームはあまりしない
- 筆者の目はフリッカーに弱い
購入・選定の経緯
- 一度くらいおサイフケータイを使ってみたかった
- 一度くらい中高価格帯の携帯電話を手にしてみたかった
ただし、先述の通り筆者の目はフリッカーに弱く、しかし「中高価格帯の携帯電話」に搭載されている有機ELディスプレイは、ほとんどのモデルでPWM調光によるフリッカーを発生させます(※1)。
※1
昨今の中高価格帯スマートフォンは有機ELディスプレイの採用が当たり前のようですが、スマートフォンの有機ELはほとんどの場合、PWMといって高速(60~720Hz)でオンオフを繰り返すことで明るさを調整する制御方式を採っています。
私は高速で明滅する発光体を見続けると頭痛がするので、基本的に有機ELディスプレイを採用した製品は選ばない生活を送っています。(もちろん部屋の照明も、信頼のおけるメーカーから出ているフリッカーフリーのLEDライトを選んでます)
昨今の中高価格帯スマートフォンは有機ELディスプレイの採用が当たり前のようですが、スマートフォンの有機ELはほとんどの場合、PWMといって高速(60~720Hz)でオンオフを繰り返すことで明るさを調整する制御方式を採っています。
私は高速で明滅する発光体を見続けると頭痛がするので、基本的に有機ELディスプレイを採用した製品は選ばない生活を送っています。(もちろん部屋の照明も、信頼のおけるメーカーから出ているフリッカーフリーのLEDライトを選んでます)
そんな中、Motorolaは、現在(2025/06)国内で発売されている全ての有機EL搭載スマートフォン(Edge 40 Neo, Edge 50 Pro, razr 40と50)に対して、すべての輝度レベルにおいても、PWMを使わずに明るさを調整する技術(DC調光)を採用している貴重なメーカーです。
Motorolaの中高価格帯機種はEdgeシリーズとrazrシリーズしかなく、razrは折り畳み機のため特段の理由がなければ選びにくいです。またEdge 40 NeoはOSバージョンが古く、OSアップデートの残り回数を考えると今選ぶ理由は見出しにくいです。
したがって、MotorolaのEdge 50 Pro以外の機種は、購入候補にすら挙げませんでした。中国メーカーをはじめ、ディスプレイのDC調光を謳うモデルは他にもあるのですが、どの輝度でも全くPWMを使用してない確証が取れなかったというのと、単純にMotorolaの外観デザイン・設計思想などが諸々好きだったので結局Motorolaを選びました。
筆者はEdge 50 Proを現在3か月使い続けていますが、目に違和感を覚えたことはありません。主観的な感想にはなりますが、フリッカー対策はスペック通り万全と思われます。この辺の体質は人によるので、視覚過敏勢に一概に推奨はできませんが(視覚過敏の場合、液晶画面のスマホが最も無難と思われる)。
製品の概要
- エントリーとハイエンドの中間のCPU性能
- 12GB RAM
- 有機ELディスプレイ HDR10+対応
- カメラは3眼構成(超広角兼マクロ、広角 1/1.55型センサー、中望遠)
- 125W急速充電対応(20分で充電完了)
- Felica対応
- 防水(水没からの保護)
そのほか、PCと無線で連携して画面共有する機能「Smart Connect」が付いており、モニターに接続するとChromebookライクに使える、PCのマウス・キーボードをスマホと共有できる、スマホの画面をPCのモニター上に拡張できるなどなど、
またMotorolaのOSはピュアアンドロイドとも言われますが、多少中華OSらしいカスタマイズ機能は乗っかってます。それでもPixelらしい操作感には変わりないです。
デザイン
筆者はラベンダー色を買いました。
えーと モトローラのEdge 50 Proというスマホを買いました すごく動作が速いです pic.twitter.com/LD4DbNX0a2
— RykSeb@りゅうか (@RykSeb) June 14, 2025
落ち着いた青紫です。無難に黒いモデルを選ぶ人も多そうですが、個性的なラベンダーのほうが愛着が湧きやすい気がします。性別問わず持てる色味だとは思いますよ。
画面はエッジディスプレイを採用した6.7型です。
筆者はエッジディスプレイ機を使ったのは初めてですが、意外と手なじみが良くて、手の中での座りが良い点が気に入りました。もちろん手が大きめの方のほうが使いやすいサイズではありますが、画面サイズと比べて本体の握りやすさが良好です。
ただ、数か月使って実感した事として、保護フィルムは何かに引っかかるとすぐ剥がれます。筆者は保護フィルム貼る派ですが、剥がれたら貼りなおす、多少ゴミが入っても諦めるなど妥協が前提になります。
スペックのレビュー
2年前のエントリー機と比べると倍速で動きます。Motorola機はフリーフォームウィンドウ機能を使って複数アプリを立ち上げられますが、その際も、PCに匹敵するくらい余裕の動作です。ブラウザで攻略Wikiを見ながらゲームプレイなんかも出来ると思います。
思わぬメリットで、電波の受信感度が良くなった点は嬉しかったですね。以前の機種では屋内に入ると通信が途切れることがありましたが、Edge 50 Proにしてからは頻度が大幅に減りました。Bluetoothも途切れにくくなりました(今までの機種が何から何まで途切れ過ぎだったのか?)。
カメラ
確かに精細で、暗所での感度は素晴らしいです。ただし日中の風景撮影では、手持ちのミラーレスカメラと比べるとどうしても人工的な絵になります。「どのシーンでも安定した画像を出力できる」と書けば長所ですが、何を撮っても高彩度でHDRでパンフォーカスな写真になってしまうので、デジカメを触ってるとき特有の快感物質は出てきません。

メインの広角レンズを使った作例です。デフォルトでHDR合成がかかるので色鮮やかに仕上がります。半面、中央の航空機や、遠景にある芝生・客船などのディテールは不自然に潰れてしまっています(ブログに掲載した解像度では分かりにくいですが)。

「プロ」モードで撮影するとHDR加工がかかりません。自然な陰影を活かすならこちらが良いでしょう。ただし一転して彩度がかなり低い仕上がりです。その辺を好みに合わせるには結局RAWで記録してあとで現像……という流れになるし、そこまでするなら私はカメラを取り出してきます。

逆光シーンで普通に撮った一枚。厳しい条件ではありますが、多少の合成感はあっても全体的な形状や色味は保たれています。

「プロ」モードではこんな感じ。これはこれで色味の淡さが良い味を出してますね。この厳しい条件で、フレアとかも目立たず立体感のある絵を出せているのは、やはり素性の良いカメラではあるのでしょう。
悪い部分も出しましょう。3倍望遠レンズで夜間に動きものを撮ると階調が飛びます。

3倍望遠レンズであっても、昼間は割と大丈夫です。さすがに単なるデジタルズームじゃなくて光学的なものなので、絵が自然ですよね。

全体として、デフォルトでかかる自動HDR合成は正直信用できないことも多いですが、適宜「プロ」モードを使い分けて撮影することで、なんとなく写真らしい雰囲気は出せます。
なお、Motorola機に共通する美点として、スマホを2回捻ると、スリープ中でもカメラが起動します。これが本当に大きくて、撮ろうと思ってから実際に撮影するまでの時間が3秒くらい短縮できます。その3秒でシャッターチャンスを捉えられる事ってそこそこありそうですよね。
音
スピーカーの音質はまあ普通です。先代機種moto g32がエントリー機にしてはまともな音質でしたが、それと比べると3割くらい良い音です。ステレオスピーカーですが、左右のスピーカー出力が一定ではないため定位感はありません。これで音楽を聴くのは厳しいです。
イヤホンジャックがありませんが、USB-C端子にドングルをつなげば有線イヤホンも使えます。しかし私の個体ではピッチの精度が非常に悪く音程が揺れて聞こえる上、S/N比も劣悪で、音楽鑑賞には耐えられない品質です。Bluetoothイヤホンを使う前提で、割り切ったパーツ選定をしていると思われます。
その他
ディスプレイはHDR対応とのことですが、自分がHDR映像を積極的に選んで観ることは無いと思います。
肝心のフリッカー対策については、設定画面から「ディスプレイ」→「ちらつき防止」をONにした状態であれば、気にならないレベルにまで抑えられると思います(体質にもよりますが)。ただし画面に残像感が増えます。
GPSはかなり正確です。個人的に散歩や旅行が好きなので、非常に助かります。
バッテリーについては4500mAhと若干小さめのため、5000mAh級機種と比べると1割弱駆動時間が短いようです(Notebookcheckの記事によれば)。私の場合、絶対にバッテリーを切らしたくない場面では結局モバイルバッテリーを持ち込むので、個人的には短所とは思えません。その分本体を少しでも軽くしたほうが、使い勝手に直結する分重要だと思います。
所感まとめ
有って良かったもの
- そこそこのCPUとRAM
- 感度の良いアンテナ
- 夜に高感度なカメラ
- Felica
- 急速充電機能
- 珍しい本体カラー
- PCにファイルを無線転送できる機能
- 軽量なボディ
- DC調光のディスプレイ(必須要件!)
有るけど正直使いこなせない気がするもの
- HDR10+対応の画面
- 写真のAI自動補正機能
- 12GBもあるRAM
- 20分で満充電になるレベルの超急速充電
- モニター・キーボードを繋ぐとChromebook的に使える機能
欲しかったもの
- イヤホンジャック(まともな音質のやつ)
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