1か月前、ノリと勢いでトラックボールを買いました。
右手親指でボタンを操作し、右手人差し指~薬指でボールを操作する形状のものです。トラックボールの中では若干少数派なタイプと思われます。
↓買ったもの↓
↓買った当時に書いた記事↓
それ以来、私はほぼ毎日(4~5週間ほど)、日に2~5時間ほどこのトラックボールを使用してきました。それで慣れたおかげか、このデバイスのメリットデメリットが少し見えてくる段階になってきました。
今のところ、トラックボールは必ずしもマウスよりも優れたデバイスとは感じません。だからといって、マウスにできて、トラックボールにはできない事も無いと思っています。
私がトラックボールに適合するまでの経過
<思い通りに動かせるようになるまで およそ1週間>
最初のうちは操作精度も低く、画面の端から端までポインタを移動するのにも、数秒の時間がかかっていました。Windows側でカーソルの速度を色々変えてみていたのもこの時期です。最初はかなり遅めからスタートし、スピードに慣れてきたらスピードアップする、という繰り返しでした。
右手用トラックボールですが、試しに左手で操作を試みてみたこともありました。当時は、ボタン配置の工夫次第で実用可能ではないかとも感じましたが、わざわざ左手操作を習得する程の必要性は感じませんでした。
<持ち方が定まるまで およそ2週間>
人差し指操作型トラックボールは、マウスと比べると相対的にボールを操作する人差し指の位置を高めに置く必要があります。それに慣れるまでが結構長く、指を無理な方向に曲げて傷めたりもしたので、トラックボールの下に布を挟んだりして角度を調整していた時期が10日ほどありました。
この辺りは、私がこれまでマウスを「つかみ持ち」で使っていた時の癖が出ていたのだと思います。私がマウスを使うときは、軽く操作するために手の重さは机に預け、手首の角度でマウスを動かしています。一方で、このトラックボールでは、手首を高めに上げて、パームレストをしっかりホールドする持ち方がもっとも安定します。それが身につくまでの時間ということですね。
今になって思えば、何もしない素の角度が、最も持ち方の幅が広かったと思っています。
<「ボールを弾く」ことで、マウスよりも素早く操作できる場面が出てくるまで およそ3週間>
思うに、マウスとトラックボールでは、カーソルを大きく移動させる際の意識が異なります。
マウスの場合、動かしかたの自由度が大きいので、基本的にカーソルは最短経路で動かすのが最も早い操作です。一方で、トラックボールの場合は1~3本の指のみで操作する関係上、どうしても狙った角度で直線的な軌跡を描くことが難しいです。一方で、適当な方向に勢いよくカーソルを飛ばすのは、マウスよりも得意です。
ですから、トラックボールを使ったカーソルの長距離移動は、実際には下図のように(少し誇張していますが)「まず適当な方向にカーソルを飛ばし、結果を見てから修正する」といったイメージになります。

おそらくですが、画面共有などでカーソルの移動軌跡を見ていれば、マウスユーザーとトラックボールユーザーは容易に判別できるのではないでしょうか。このことに気が付くまでの時間が3週間ほどということです。
現時点で感じる、マウスと比較した際のトラックボールのメリット・デメリット
※持っているのは人差し指操作型トラックボールなので、それ以外のタイプにまで当てはまるかは私にはわかりません
メリット
1. 長距離では楽にカーソルを動かせる
「はじく」操作があるので、マウスと比べて手首を大きく動かす必要がないし、机の場所を必要とすることもない。
2. それゆえに、OS側でもカーソル速度を低くでき、カーソル位置の微調整に有利になる
位置微調整のしやすさ自体は、マウスもトラックボールも大差ないと思っています。トラックボールの最大の長所は、1. の長距離移動の楽さにあると感じていて、そのおまけとして、OS側でカーソルスピードを低くできるというメリットが付いてくるという認識です。
3. 微調整→クリックという操作がしやすい
マウスではクリックする際にカーソルがずれやすいですが、トラックボールはカーソル移動が終わるとボールから指を離すので、確実に一か所をクリックできます。ボールから指を離すのを忘れたら意味がないので、その辺りは慣れていくしかないと思います。
4. 机が不要
マウスは置き場所を案外選びます。まず机である必要がありますし、光学センサーが反応するような模様も必要です。一方で、トラックボールの置き場所は完全に自由です。基本的にはキーボードに近づけるのがベストだと思います。
5. 操作姿勢が自由
マウスを操作する際は、操作内容によってはある程度腕を動かす必要があります。一方で、トラックボールの場合は、トラックボール本体さえ持てれば、どのような操作でも腕を動かす必要はありません。疲労感軽減に役立つと思います。
6. 薬指をボールに添えることで、縦方向に直線的な軌跡を描くことができる。
非常にニッチなメリットですが、DTMにおけるスライダー操作と相性が良いです。
デメリット
1. 正確な軌跡(とくにカーブ)を描くことが困難
人体の構造上、マウスと比べると手書きの図を描くような行為は明らかに向かない道具だと感じます。私の用途ではペンタブレットを使うのも大げさなので、今後もマウスは必要なときに使える状態にしておきたいと感じています。
2. 指関節を傷めやすい
マウスと比べても、トラックボールは指を様々な方向に曲げ伸ばしする必要があり、傷める機会も多くなります。
確かにマウスと比べると手首や肩は楽になりますが、その代わりに(ただでさえキーボード操作で酷使されている上に、一度傷めると治りにくい)指に負荷がかかると考えると、果たしてトラックボールが本当に体に優しいデバイスなのか、疑問が残ります。エルゴノミクスマウスとか、より指の独立性が高い親指で操作するトラックボールのほうが、体には優しいのではないでしょうか。
3. 定期的に(1日1度くらい)ホコリ取りの必要あり
トラックボール共通の問題として、支持部にゴミが溜まりやすいです。溜まるとたちまち操作性が悪化するので、時々ボールを外してゴミを指で取り除く必要があります。この作業は20秒程度で終わりますが、気が散る原因になります。
よくトラックボールはドラッグアンドドロップの操作が難しいといわれますが、私の場合数週間も使えば特に支障なく使えるようになりました。ドラッグ中は、人差し指ではなく中指や薬指主軸でボールを操作すると、特に困難なく操作できるようになります。ただし指は疲れます。
総じて、人を選ぶというか、ユーザー側がデバイスに合わせる必要があるデバイスだなあとは感じます。私自身はトラックボールに乗り換えたことを決して後悔はしていませんが、他の人には手放しにおすすめはしません。
右手親指でボタンを操作し、右手人差し指~薬指でボールを操作する形状のものです。トラックボールの中では若干少数派なタイプと思われます。
↓買ったもの↓
↓買った当時に書いた記事↓
それ以来、私はほぼ毎日(4~5週間ほど)、日に2~5時間ほどこのトラックボールを使用してきました。それで慣れたおかげか、このデバイスのメリットデメリットが少し見えてくる段階になってきました。
今のところ、トラックボールは必ずしもマウスよりも優れたデバイスとは感じません。だからといって、マウスにできて、トラックボールにはできない事も無いと思っています。
私がトラックボールに適合するまでの経過
<思い通りに動かせるようになるまで およそ1週間>
最初のうちは操作精度も低く、画面の端から端までポインタを移動するのにも、数秒の時間がかかっていました。Windows側でカーソルの速度を色々変えてみていたのもこの時期です。最初はかなり遅めからスタートし、スピードに慣れてきたらスピードアップする、という繰り返しでした。
右手用トラックボールですが、試しに左手で操作を試みてみたこともありました。当時は、ボタン配置の工夫次第で実用可能ではないかとも感じましたが、わざわざ左手操作を習得する程の必要性は感じませんでした。
<持ち方が定まるまで およそ2週間>
人差し指操作型トラックボールは、マウスと比べると相対的にボールを操作する人差し指の位置を高めに置く必要があります。それに慣れるまでが結構長く、指を無理な方向に曲げて傷めたりもしたので、トラックボールの下に布を挟んだりして角度を調整していた時期が10日ほどありました。
この辺りは、私がこれまでマウスを「つかみ持ち」で使っていた時の癖が出ていたのだと思います。私がマウスを使うときは、軽く操作するために手の重さは机に預け、手首の角度でマウスを動かしています。一方で、このトラックボールでは、手首を高めに上げて、パームレストをしっかりホールドする持ち方がもっとも安定します。それが身につくまでの時間ということですね。
今になって思えば、何もしない素の角度が、最も持ち方の幅が広かったと思っています。
<「ボールを弾く」ことで、マウスよりも素早く操作できる場面が出てくるまで およそ3週間>
思うに、マウスとトラックボールでは、カーソルを大きく移動させる際の意識が異なります。
マウスの場合、動かしかたの自由度が大きいので、基本的にカーソルは最短経路で動かすのが最も早い操作です。一方で、トラックボールの場合は1~3本の指のみで操作する関係上、どうしても狙った角度で直線的な軌跡を描くことが難しいです。一方で、適当な方向に勢いよくカーソルを飛ばすのは、マウスよりも得意です。
ですから、トラックボールを使ったカーソルの長距離移動は、実際には下図のように(少し誇張していますが)「まず適当な方向にカーソルを飛ばし、結果を見てから修正する」といったイメージになります。

おそらくですが、画面共有などでカーソルの移動軌跡を見ていれば、マウスユーザーとトラックボールユーザーは容易に判別できるのではないでしょうか。このことに気が付くまでの時間が3週間ほどということです。
現時点で感じる、マウスと比較した際のトラックボールのメリット・デメリット
※持っているのは人差し指操作型トラックボールなので、それ以外のタイプにまで当てはまるかは私にはわかりません
メリット
1. 長距離では楽にカーソルを動かせる
「はじく」操作があるので、マウスと比べて手首を大きく動かす必要がないし、机の場所を必要とすることもない。
2. それゆえに、OS側でもカーソル速度を低くでき、カーソル位置の微調整に有利になる
位置微調整のしやすさ自体は、マウスもトラックボールも大差ないと思っています。トラックボールの最大の長所は、1. の長距離移動の楽さにあると感じていて、そのおまけとして、OS側でカーソルスピードを低くできるというメリットが付いてくるという認識です。
3. 微調整→クリックという操作がしやすい
マウスではクリックする際にカーソルがずれやすいですが、トラックボールはカーソル移動が終わるとボールから指を離すので、確実に一か所をクリックできます。ボールから指を離すのを忘れたら意味がないので、その辺りは慣れていくしかないと思います。
4. 机が不要
マウスは置き場所を案外選びます。まず机である必要がありますし、光学センサーが反応するような模様も必要です。一方で、トラックボールの置き場所は完全に自由です。基本的にはキーボードに近づけるのがベストだと思います。
5. 操作姿勢が自由
マウスを操作する際は、操作内容によってはある程度腕を動かす必要があります。一方で、トラックボールの場合は、トラックボール本体さえ持てれば、どのような操作でも腕を動かす必要はありません。疲労感軽減に役立つと思います。
6. 薬指をボールに添えることで、縦方向に直線的な軌跡を描くことができる。
非常にニッチなメリットですが、DTMにおけるスライダー操作と相性が良いです。
デメリット
1. 正確な軌跡(とくにカーブ)を描くことが困難
人体の構造上、マウスと比べると手書きの図を描くような行為は明らかに向かない道具だと感じます。私の用途ではペンタブレットを使うのも大げさなので、今後もマウスは必要なときに使える状態にしておきたいと感じています。
2. 指関節を傷めやすい
マウスと比べても、トラックボールは指を様々な方向に曲げ伸ばしする必要があり、傷める機会も多くなります。
確かにマウスと比べると手首や肩は楽になりますが、その代わりに(ただでさえキーボード操作で酷使されている上に、一度傷めると治りにくい)指に負荷がかかると考えると、果たしてトラックボールが本当に体に優しいデバイスなのか、疑問が残ります。エルゴノミクスマウスとか、より指の独立性が高い親指で操作するトラックボールのほうが、体には優しいのではないでしょうか。
3. 定期的に(1日1度くらい)ホコリ取りの必要あり
トラックボール共通の問題として、支持部にゴミが溜まりやすいです。溜まるとたちまち操作性が悪化するので、時々ボールを外してゴミを指で取り除く必要があります。この作業は20秒程度で終わりますが、気が散る原因になります。
よくトラックボールはドラッグアンドドロップの操作が難しいといわれますが、私の場合数週間も使えば特に支障なく使えるようになりました。ドラッグ中は、人差し指ではなく中指や薬指主軸でボールを操作すると、特に困難なく操作できるようになります。ただし指は疲れます。
総じて、人を選ぶというか、ユーザー側がデバイスに合わせる必要があるデバイスだなあとは感じます。私自身はトラックボールに乗り換えたことを決して後悔はしていませんが、他の人には手放しにおすすめはしません。
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